最高裁判所は変わったか―一裁判官の自己検証

最高裁判所は変わったか―一裁判官の自己検証

最高裁判所は変わったか―一裁判官の自己検証

ごく最近、読み始めて、まだ最初のほうを読んでいるところですが、弁護士出身の元最高裁判事である著者の、まったくの第三者ではないがキャリア裁判官のように組織の論理にどっぷり浸かっているわけではないという視点での書きぶりが興味深く、徐々に読み進めているところです。読み終わったら、感想を述べてみたいと考えています。
最初のほうで、記録を読むのが大変だ、という話があって、確かに、記録を読むのが大変なことは、私も、日々実感していますが、こういう仕事をしていると、記録が膨大にあっても、へこたれずに徹底して読む、という気力、体力、能力が不可欠で、その意味では、「能力」だけでなく、「気力」「体力」という素質、資質もかなり問われる仕事という気がします。