新潮、元大使館職員に謝罪・訂正せず 朝日襲撃手記問題

http://www.asahi.com/national/update/0227/OSK200902270092.html

男性が受け取った週刊新潮編集長名の文書には「男性の記述については十分な配慮をしたつもりだ。本人と特定されないよう仮名にし、写真にはモザイクをかけて掲載した」などと記されていたが、記事の真偽についての説明はなかった。

旭川へ来る途中のJAL機内で、今週の新聞で読んでいないものを読みながら整理していましたが、朝日新聞の朝刊で上記の問題を特集していて、じっくりと読んでみました。
あくまで報道であり、捜査報告書等とは同列に論じられないものの、告白者が犯人であればきちんと語るべきところが、客観状況に矛盾して語られているところが1つや2つどころではなくあって、捜査機関がまったく問題にしていないことが理解できる気がしました。
よく、テレビドラマで、「事実に基づくフィクションです」といった表示が出ることがありますが、元の記事については、「事実にヒントを得たフィクション」という位置づけで捉えておいたようが良さそうです。そうではなく、これはノンフィクションで真実である、というのであれば、少なくとも、朝日朝刊の上記の記事で様々に指摘されている疑問点、矛盾点について、きちんと反論され合理的な根拠が示されなければならないでしょう。