前時津風親方の恩師 「命の重さ伝えたか」 山本君なぜ

http://www.asahi.com/national/update/0216/TKY200802160235.html

先日、朝日新聞の「声」に投稿が掲載されていて、

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20080212#1202786883

とコメントした、元親方の中学校時代の恩師についての記事が掲載されていました。

「自分と同じ道を歩んだ若い力士を、なぜ……。罪を償い、素直で明るい両国中学時代の人間・山本順一を取り戻して欲しい」
事件は、丸木さん自身にも問いを投げかけた。1人の命を奪ったかつての教え子。教師として、無関係ではいられないのではないか。
「彼の最後の学校生活で、私なりに人の命の重さを伝えられなかっただろうか」
その無念の思いをペンに託し、朝日新聞に投稿。11日朝刊の「声」欄に掲載された。

丸木さんはいま、不登校や高校を中退した生徒たちを支援する「通信制サポート高」で、200人あまりの生徒のケアにあたっている。
「相手の心を理解できる人になってほしい。そうすれば、人を思いやる気持ちは、おのずと出てくるものだから」
生徒へのまなざしは、40年以上前の教え子への思いに重なっている。

先週の週刊朝日の記事(2月22日号29ページ以下)で、元親方へのインタビューが掲載されていましたが、「私のこれまでは何だったんだろうと自分で自分に問いかけますが、答えはありません。この先に何を見ていけばいいのか、わかりません。」(32ページ)とあるのが印象的でした。
上記の記事の中にある、「生徒へのまなざしは、40年以上前の教え子への思いに重なっている。」とある恩師の心情を、元親方がどこまで真摯に受け止めるかによって、見えてくる答えがあるかもしれず、今後、見て行くべきものが徐々に見えてくるかもしれません。