ネットいじめが前年度の2割増加--文科省が全国小中高等学校を調査

http://mainichi.jp/life/electronics/cnet/archive/2008/11/25/20384177.html

同省が全国の小中高等学校・特別支援学校約4万校を対象にした調査によると、2007年度にネットいじめを受けたと報告された件数は5899件。前年度に比べて1016件増加した。
また、高等学校ではいじめ全体の約2割をネットいじめが占めており、前年の13.8%から飛躍的に増加している。

インターネットは、便利なツールとして使える一方で、悪用しようとすればいくらでも悪用できる危険なツールでもあって、後者の性格と、人間の心の中の邪悪さが合体すれば、恐るべき存在になるものです。他人をいじめるのに、これほど便利で(いつでもどこでも安楽な状態でできます)、人間の邪悪さを助長するものはないと言えるでしょう。
警察等による徹底した取り締まりなども必要ですが、特に小学校、中学校、高校程度の、まだ可塑性がある時期に、適切な倫理観を身につけつつ正しくインターネットを利用する、という教育を徹底して行っておかないと、ネットいじめで味をしめた者達が、虎を野に放つように社会に拡散し、今後、ますます恐るべき事態になりかねません。
その意味で、正に今が正念場、という印象を強く受けます。