http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2537153/3514271
再審が請求されたことで自動的に刑の執行が延期されるわけではないが、メディアの報道によると、再審を請求中に刑が執行されたことはほとんどないという。
法務省の刑事局の広報担当者はAFPに対し、政府は再審請求の理由を考慮し、慎重に（死刑の執行についての）判断を下すと語った。
確かに、従来は、再審請求中の死刑執行が控えられる傾向がありましたが、最近は、請求中あるいは請求準備中であっても執行される例が出ていて、今後については、「ほとんどない」とは言えない状況にますますなって行くでしょう。
法務省は、国連から批判されても、世界の趨勢からははずれていても、死刑制度を維持し確実に執行して行く方針ですから、今後は、松本死刑囚についても、執行のタイミングをうかがう法務省と、それを阻止しようとする関係者との間での、水面下での攻防が繰り広げられることになると思います。
