<川口父刺殺>「父親が家族を殺す夢を見て」…長女供述

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080720-00000061-mai-soci

長女が20日までの県警武南署の調べに対し、「寝ている時に父親が家族を殺す夢を見て、父親を殺そうと思いついた」などと供述していることが分かった。

衝撃的な事件ですが、報道によると、前夜は父と娘でカレーを作り家族で食べ家族団らんの後に就寝した、ということのようであり、殺人まで犯す動機というものが見えてこない、という印象を受けます。
上記のような、「父親が家族を殺す夢を見て」という供述に関する報道から、昔、司法精神学の本を読んでいた際に、「夢遊病者による殺人」ということが取り上げられていたことを思い出しました。私が読んだ事例では、記憶が曖昧ですが、心神喪失が認定されていたように思います。
この被疑者についても、病的な要素を含め、動機、精神面について、かなり慎重な捜査が必要という印象を強く受けます。

追記:

平成20年7月26日の日経朝刊社会面の記事で、この事件について、覚せい障害(夢遊病を含む)の影響によるものではないか、という専門家の意見が紹介されていました。