妻殺害で無罪判決、東京地裁 米国籍の被告、心神喪失

妻殺害で無罪判決、東京地裁 | 千葉日報オンライン

2019年に離婚調停のため東京家裁を訪れた妻を切り付けて殺害したとして、殺人と銃刀法違反の罪に問われた米国籍の男性被告(37)の裁判員裁判で、東京地裁(向井香津子裁判長)は20日、無罪判決を言い渡した。

東京家庭裁判所の出入口付近で起きた衝撃的な事件でしたが、私も、時々、受任している事件で家庭裁判所へ行くことがあり、家庭裁判所の安全対策は気になっています。家庭内の争いだけに、ドロドロとした憎しみから殺傷事件へと発展する場合もあり、現状では、当事者の待合室を分けるといった措置は講じられていますが、十分な安全対策が講じられているようには感じられません(私の認識不足、誤解なら良いのですが、多分、そうではないでしょう)。

本件でも、幻覚、妄想に支配され心神喪失で無罪になるような人物が調停のため出頭していて、事前の情報収集は難しいものではありますが、その辺がどうなっていたかも気になります。

危険な場合はウェブでの調停を活用するなど、より一層の安全対策が求められると思います。