「ウソがばれ首絞めた」男を起訴(熊本県)

「ウソがばれ首絞めた」男を起訴(熊本県)(KKT熊本県民テレビ) - Yahoo!ニュース

殺害の動機について「ウソがばれて口論になった。黙らせるために女性の後ろからひもで首を絞めた」という趣旨の供述をしているという。

被告の供述には裏付けが取れていないものもあり、犯行の経緯や詳細が裁判でどこまで明らかになるのか注目される。

 殺人のような重大犯罪の場合、通り魔のような犯行でない限り、重大な行為に及ぶだけの動機があるはずであり、被疑者、被告人が語る動機に、そのような合理性があり裏付けが取れる場合もあれば、そうではない場合も、捜査の中で出てくることがあります。

後者の場合、被疑者、被告人が語っているからといって鵜呑みにはできず、検察官としては、不自然、不合理で動機として信用できないという前提で立証せざるを得ないこともあります。

上記の事件の、被告人が語る動機への評価も、そういう観点で、慎重に検討されることになるように思います。

被害者が死亡している場合、被疑者、被告人の供述を裏付けることが困難で、検察官立証がなかなか難しいことになる場合があり、動機の立証もその一つです。