あわや火の海!!警官が「ライター・キック」で救う

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080706-00000082-sph-soci

容疑者はついに「火をつけるぞ」とオイルライターに火をつけ、床に投げた。その瞬間、約2メートル先にいた署員が空中でライターをけり、寸前で着火を防いだ。

これがガソリンであれば確実に火の海、という状態になったはずですが、灯油というものは、直接着火しようとしても火がつかないようになっていて、床にまいた灯油に直接ライターで火をつけようとしても、通常はつかないはずです。
昔、ある地検にいた際、よく似た事件があって、地検の裏で検事正と一緒に実験をしたことがありますが、灯油に直接着火しようとしても火がつきませんでした。家庭で頻繁に使われるものであるだけに、そのように作られているようです。
ただ、

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%AF%E6%B2%B9

によると、

引火点以下の状態にあっても霧状の粒子となって空気中に浮遊することがあるため、この時はガソリンに匹敵する引火性を持つ。

とあるので、絶対に直接引火はない、とも言えないようです。