秀吉の気配り、書状見つかる…直江兼続が「人たらし」ぶり生々しく

秀吉の気配り、書状見つかる…直江兼続が「人たらし」ぶり生々しく(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース

兼続は築城現場の様子を報告するとともに、「昨日も大(太)閤様御覧なされ候(そうろう)、普請衆何(いずれ)ニも、御言葉を被下(くだされ)候」(昨日も秀吉様が工事をご覧になりました。工事をしている者たちに直接言葉をかけて下さいました)と、身分制の厳しい時代に、現場の士気を高めるための気配りを見せた様子を記している。

昔々、徳島地検にいた当時、8月の高知よさこい祭りの時期に大きめの事件があって高知地検へ応援派遣されたことがあって、ひどい目にあったと、その後、怒っていたのですが、徳島地検で検事正会議があって、他の検事と一緒に検事正室へ挨拶に行ったところ、高知地検検事正がわざわざそばまで寄ってきて、「落合君、あの事件では本当にご苦労様でした、助かりました」と手を取らんばかりの感じで言ってくれたことがありました。私は感激して、怒りも吹っ飛んで、今でも、あの検事正は良い人だったなという印象が強く残っています。単純と言えば単純なのですが(笑)。

上に立つ者は、そういう気配りができなければならず、できることによって人が大きく動くものなのでしょう。

記事を読み、自分自身の当時のことが、なぜか思い出されました。