「mixi日記、無断書籍化はしない」――規約改定の意図をミクシィが説明

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080304-00000077-zdn_n-sci

改定後の規約では新たに、「ユーザーが日記などを投稿する場合、ユーザーはミクシィに対して、その情報を国内外で無償・非独占的に使用する(複製、上映、公衆送信、展示、頒布、翻訳、改変等を行う)権利を許諾するものとする」「ユーザーはミクシィに対し、著作者人格権を行使しない」という条項を追加した。
これを知ったmixiユーザーからは「ユーザーの日記を、ミクシィが勝手に書籍化するつもりでは」「写真家がmixi内限定のつもりで公表している写真も、勝手に写真集にして出版されるのでは」といった不安の声が相次いでいた。

この種の話は、過去、繰り返し問題になっていて、必ず、同じような経過(上記のような)をたどってきていますね。
上記のニュースの関連ニュースとして紹介されていた、2004年の

goo BLOG」への投稿記事“著作権NTT-X”にユーザー反発、条項削除へ
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0403/10/news052.html

も同様で、本ブログでも、過去に、ライブドアはてなで起きた同様の問題についてコメントしたことがあります。上記のgoo関連の記事では、

2001年には、ヤフーが運営する無料Webサービスジオシティーズ」でも同様の騒ぎが起きたことがある。

とあり、その時は、私もヤフー法務部に在籍していたので騒ぎの様子を覚えていますが、利用規約よりもさらに限定した形での利用しか考えていない、という内容の告知を出し理解を求める、という対応をしたと記憶しています。
なかなか難しい問題ですが、微妙、デリケートな性質を持っていて、うかつに触ると大火傷をする、という側面があるので、今後とも、この問題に触る際には、過去の騒動もよく研究し、慎重に臨む必要があると思います。