日弁連:個人情報のネット掲示板利用で注意

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20120207k0000m040047000c.html

この問題は昨年12月に発覚。同事務所の弁護士が他の弁護士との情報交換などのため開設した掲示板が、簡単な手続きで誰でも閲覧可能になっていると外部から指摘された。
日弁連の調査で、掲示板運営会社の利用規約に「公開対象外に公開される可能性もある」と書かれ、利用には規約への同意が不可欠と判明。秘密保持が保証されている一部掲示板を除き、利用に問題があると判断した。

問題となったのは、ヤフーグループということで、コミュニティサービスとして提供されているものですから、コミュニティサービスガイドラインの適用があり、

http://docs.yahoo.co.jp/docs/info/terms/chapter1.html#cf3rd

その3項「コンテンツの公開制限機能」で、

コミュニティーサービスの中にはお客様が投稿などをしたコンテンツの公開対象を限定する機能を提供しているものもありますが、当社は本利用規約の順守状況などを確認する目的で必要に応じてそのコンテンツの内容を確認させていただくことがあります。
また、当該機能の運用には万全を期しておりますが、運用上の事情により、やむを得ず当該コンテンツが公開対象範囲外の方に公開されてしまう可能性がありますので、あらかじめそのことにご同意のうえで、当該機能をご利用いただくものとします。

と定められている、そこが、上記の記事で指摘されている箇所になりますね。ヤフーのサービス上、ヤフーグループは、メールとは切り分けられていて、利用者はメーリングリストのつもりでいても、実際はコミュニティサービスというカテゴリに入っている、というのが、今回の騒動を読み解く鍵になるように思います。
コミュニティサービスは、いろいろな人々が集ってコミュニケーションを図るという性質を持っていて、本質的にオープンな性格を持っています。集う人々を限定する、という措置を講じても、本来の性格から、意図しない対象者の目に触れてしまうことはありますよ、そこは覚悟、承知の上で使ってくださいね、というのが、上記の「コンテンツの公開機能」で定められていることでしょう。そういうことになると、やはり、秘匿性の高い情報をアップロードするのはまずいだろう、ということにならざるを得ないでしょう。
結局、インターネット上のサービスを利用するにあたっては、その特質をよく把握した上で使うべき、ということになりますが、よより慎重にサービスを利用する上で、今回の不祥事は、貴重な教訓になったと言えるでしょう。私も、さらに気を引き締め、慎重に行動したいと思っています。