<JAL>客室乗務員らへの賠償認める 個人情報無断収集で

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080207-00000118-mai-soci

日航広報部は「会社再建中の訴訟は信頼を損なう。大所高所の観点から原告の主張を認めることなく、可能な限り早期に終了させることが最も適切と判断した」とのコメントを出した。

こういった対応をすることによる日航側のメリットとしては、請求通り金を払うことで訴訟を終結させ、証拠調べが行われるなどして醜い、汚い事実関係(というものがあるとして、ですが)が明るみになることを防ぐ、ということが考えられます。請求額は、約4800万円であったようですが、さらなるイメージ低下による経済的損失と天秤にかけ、これで片がつくなら安いものだ、と考えたのかもしれません。そういう本音を、「きれいな」言葉で表現したところ、上記のようなコメントになった可能性もあるでしょう。
ただ、これで、本当にこの問題が片付く、と考えるのは甘い、という気もします。修理ミスがあった飛行機を、多数の乗客を乗せたまま墜落するまで、繰り返し飛ばし、多くの人の生命、夢、希望を奪い世の中に無数の不幸を作り出すような航空会社ですから、考え方にはかなりの甘さ、見通しの悪さがありそうです。