無罪男性に580万円補償=佐賀3女性殺害で地裁

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007082700182

最終的に無罪で確定した北方事件ですが、

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20050511#1115772442

上記記事にある

地裁は「長期間拘置された上、無期懲役および死刑を求刑され、精神的にも肉体的にも大きな被害を受け、名誉も傷つけられた」として、刑事補償法の上限である1日当たり1万2500円、総額580万円を支払うことを決めた。

を読むと、改めて、補償額の低さを感じます。
この種の無罪事件では、国家賠償を請求しても、なかなか請求が認容されない現状で、無罪判決を受けた元被告人の救済のため、刑事補償額の上限を大幅に引き上げることを検討すべきではないかと思います。上限を大幅に引き上げた上で、適正な金額は、裁判所が訴訟の内容等を総合的に考慮して決める、ということにすべきでしょう。