「原爆ドームは誇り」は不適切 広島電鉄、抗議受け撤去

http://www.asahi.com/national/update/0728/OSK200707280140.html

沿線案内は、原爆ドーム厳島神社広島県廿日市市)の写真を左右に並べ、中央に「広島が誇る2つの世界遺産」の見出しをつけていた。6月以降、JR広島駅前から原爆ドーム前を経由して厳島神社のある宮島へ渡るフェリー乗り場前まで(21.6キロ)を結ぶ電車内に掲示されていた。

「誇る」という言葉の語感として、「良い物として自慢する」という印象があり、原爆の惨禍を示す人類の財産として語り伝える、ということとは、やや違っているのではないか、と私も思います。例えば、アウシュビッツ強制収容所を、「ポーランドが誇る世界遺産」とは、やはり言わないでしょう。
言葉というものの難しさ、勉強の必要性を改めて感じさせられます。