原爆資料館 平和願う遺品74点 14年度寄贈の新着資料展 /広島

http://mainichi.jp/articles/20160407/ddl/k34/040/653000c

ブラウスは血の色に染まり、何度洗っても色は落ちなかったという。萩本さんは自分の棺おけに入れるつもりだったが、「姉の死が無駄にならないように」と寄贈を決意。展示で、「昨夜(寄贈の前日)はこのブラウスを抱いて寝ました。優しく、美人で有名な自慢の姉でした」とのコメントが紹介されている。

先ほど、在日米国大使館のツイッターアカウントが、広島を訪問したケリー国務長官の「昨日訪問した厳島神社の静穏さと驚くほどの美しさに感動しました。日本の真の宝です。」というコメントを紹介していました。
もちろん、厳島神社は素晴らしい日本の宝ですが、「真の」というのであれば、日本の真の宝は、そこに住む人々だと私は思います。あの日、広島に投下された原爆の下には数多くのかけがえのない人々の命、生活、未来や夢がありました。失われたものの大きさ、甚大さ、上記の記事にあるような、深い悲しみを抱えて戦後を長く生きていた人々の思いが、できるだけ多くの人々へと伝わり、平和へとつながることを祈ってやみません。