日弁連人権大会@広島

10月3日、4日に、広島で日弁連人権大会が開催され、私は、週末に札幌で日本犯罪社会学会に参加する関係で、4日の分科会のみ参加しました。

http://www.nichibenren.or.jp/jfba_info/organization/event/gyouji_jinken2013.html

分科会の中で、特に、

第2分科会
「なぜ、今『国防軍』なのか
 −日本国憲法における安全保障と人権保障を考える−」

に興味を感じて、それに参加しました。会場は狭くはなかったのですが、人がかなり入り、ほぼ満席の状態で、この問題に対する人々の関心が高いことがうかがわれました。分科会は、講演、パネルディスカッション、ビデオレターの上映を織り交ぜながら進められ、自民党が進めようとしている憲法改正、従来の憲法解釈の変更が、日本の安全を保障することになるのか、むしろ危険にさらすことになるのではないか、日本国民の平和的生存権が脅かされることになるのではないか、といった、いろいろな角度から批判的に検討、検証されていて、参考になる内容でした。
分科会を、ちょっと早めに退出して、会場近くにある平和記念資料館へ久しぶりに行って見学し、その後、原爆ドームのほうへ歩いて行って爆心地なども見学しました。

https://foursquare.com/yjochi/checkin/524d258a498edf2773098c42?s=78WqU73AyFIqzuk38Q-0A4GXm3A&ref=tw

原爆投下後、68年を経て、広島の街は美しく再生し、亡くなった人々は、おそらく広島の街を、日本を、世界を、遥か彼方から静かに見つめていることでしょう。戦後日本の歩みが、大きく異なる方向へ踏み出されようとしている今、人々の魂が、何を考えどのような思いを抱いているのか、しがない自分ではあるけれども為すべきことを為さなければならない、といったことを、原爆ドームの前で、あの日の広島に思いを馳せつつ、しみじみと感じました。