中学教諭を傷害で書類送検=柔道部員が重傷−「しつけの限度超える」・神奈川県警

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070702-00000079-jij-soci

教諭は「練習に顔を出さず、態度が悪いのでしつけと思ってやった」と話しているという。
調べによると、教諭は04年12月24日午後、同校格技場で柔道部の練習中、当時3年の男子生徒(17)に対し、一方的に投げ技や絞め技を掛け続け、急性硬膜化血腫や脳挫傷を負わせた疑い。教諭は下校しようとしていた生徒を校内で呼び止め、柔道着に着替えさせ練習に参加させたという。
生徒は高校に進学したが、現在も手や唇のしびれ、記憶障害などが残り、リハビリを続けているという。

正当業務行為かどうかが問題になると思われますが、「しつけ」に名を借りた「制裁」の色彩が強く、かつ、重い傷害結果、双方の力量差から見て、客観的にも行き過ぎた行為である可能性が高いという印象を受けます。傷害罪だけでなく、業務上過失致傷罪も問題になる事案でしょう。
子供に武道を習わせたいという親は多いと思いますが、こういう指導者がいるようでは、安心して子供を預けられない、と思わずにはいられないでしょう。