「武士道考―喧嘩・敵討・無礼討ち」

武士道考―喧嘩・敵討・無礼討ち (角川叢書)

武士道考―喧嘩・敵討・無礼討ち (角川叢書)

以前読んだ、同じ著者の

赤穂浪士の実像 (歴史文化ライブラリー)

赤穂浪士の実像 (歴史文化ライブラリー)

がかなりおもしろく、上記の「武士道考」も、早速、入手して、少しずつ読み進めています。寝る前に読み、読みながら眠くなってきて、そのまま寝てしまう、ということの繰り返しで、なかなか進まないのですが。

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20060705#1152110055

でも少し触れましたが、一般人の「武士」に対するイメージは、小説やドラマに大きく影響され、それらは、現代の我々の見方や考え方で理解可能な範囲内で描かれているため、例えば江戸時代の武士が、実際に何を考え何を目的として行動していたか、については、一般人のレベルでは何もわかっていないと言っても過言ではないように思います。
その意味で、「赤穂浪士の実像」も、また、「武士道考」も、その時代の武士の考え方、行動の実態に迫る上で、参考になる内容になっていて、読者の「武士像」を形成する上で非常に有益なものだと思います。