<真田丸>詳細な最古絵図 松江で発見

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160712-00000096-mai-soci

真田丸の謎―戦国時代を「城」で読み解く (NHK出版新書 474)
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20160504#1462328726

でコメントしたように、最近、解明が進んできつつある真田丸の実像に、私も興味を感じているのですが、上記の記事で、

市によると、真田丸を詳細に描いたこれまで最も古い絵図は、広島市立中央図書館所蔵の「摂津 真田丸」(1753年)とされてきた。今回の絵図は松江市の男性が1953年に市に寄贈した絵画集「極秘諸国城図」(74枚)の1枚。絵画集を保管する博物館「松江歴史館」が今年2月に別の城を調査する過程で、絵図を確認した際、真田丸の絵図を発見した。絵画集の包み紙には作製時期を示すとみられる「元禄」(1688〜1704年)の文字が書かれていた。

とあるように、従来、実像をうかがわせる貴重な資料とされてきた「摂津 真田丸」よりもさらに時代が遡ることで、実像により迫ることができることが期待されます。作成時期が1688年とすれば大坂の陣の後、約75年程度、1704年としても約90年で、「摂津 真田丸」よりも、当時の地形をより残された時期のものである可能性があると思います。
こうした新資料も含め、最新の研究成果が一般人にも読みやすい形で、今後、世に出てほしいものです。