ライブドア方針認識は買い占め直前=「会見はうそ」と村上被告−東京地裁

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070411-00000138-jij-soci

LDの同放送株大量買い付けは、2005年2月8日。村上被告は明確に認識した時期を直前の1月31日とした上で、「20日に20数億円分の株を一発で買い、LDは何をしたいのかと思った」と具体的に説明した。04年11月8日の会議で、LD元取締役宮内亮治被告(39)=LD事件で実刑控訴=らから、資金調達のめどなどのインサイダー情報を伝えられたとする検察側主張を否定した。
検察側は、村上被告が昨年6月の逮捕当日の記者会見で「11月8日の会議で宮内さんから『ニッポン放送欲しいですね。僕らもお金をいっぱい準備します』と聞いた」と発言した点を追及。同被告は「うそをついた。分かりやすいストーリーを話そうと思った」と釈明した。 

記者会見及び捜査段階の供述を信用するか、あるいはその後の公判における供述を信用するかは、最終的には裁判所が判断することになりますが、あくまで印象レベルで言うと、
1 宮内証言の信用性は、堀江被告人の公判でも肯定されていて、この点について嘘をつくメリットも特段ないことから、上記のような証言についても信用性は認められる可能性が高いこと
2 上記のような村上供述は、

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20070327#1174954500

でも指摘したような、11月8日直後からのニッポン放送株大量取得との整合性が欠けているように思われること
3 「嘘をついた」とする理由について、合理性が乏しいこと
から、裁判所が認めてくれるのは、ちょっと難しいのでは、という気がします。
ただ、私は、証拠自体をきちんと見ていないので、あくまで印象論にとどまります。