インパール作戦に関する記事

http://world-reader.ne.jp/renasci/history/okazaki-061208.html

やや長いですが、インパール作戦に関する部分に目がとまりました。

佐藤は、6月初めに独断で兵力を安全圏まで退却させた。これは師団長という陸軍の要職にある者が、上官の命令に従わなかった日本陸軍初の抗命事件であり、これが牟田口の逆鱗に触れ師団長を更迭された。

硫黄島の戦いが、敗れたとはいえ成功した戦いだったのに対し、インパール作戦は、失敗しただけでなく、稚拙、拙劣な作戦により死ななくてもよい人々を多数死なせた、という点で、特筆すべきものだと思います、上記の「抗命事件」は、あまりにも有名ですが、こういった前代未聞の事件が起きること自体に、この作戦の異常さが現れていると言えるでしょう。
戦いにおいて、犠牲は避けることができないとしても、犠牲をいかに少なくするか、無用の犠牲を出さないかについては、指揮官の力量、人格・識見によるところが大きいと、改めて感じました。