「補給線ー何が勝敗を決定するのか」

補給戦―何が勝敗を決定するのか (中公文庫BIBLIO)

補給戦―何が勝敗を決定するのか (中公文庫BIBLIO)

欧州へ行っている間に、アマゾンで購入した本書が自宅に届いていて、帰国後、早速、ぱらぱらと目を通してみました。これからじっくり読みたいと思っています。
私のような、素人の歴史・戦史好きから見ても、戦争における兵站・補給の重要性は容易に理解できます。兵站・補給に失敗したが戦争には勝った、という例は皆無と言っても過言ではないでしょう(小規模、局地的な戦闘によっては例外があるかもしれませんが)。
太平洋戦争中の日本陸海軍(特に陸軍)の戦死者の相当数が、戦闘によるものではなく、餓死・戦病死(栄養失調等による)であったことも、上記のような事情の一つの具体例と言えるでしょう。
本書は、1980年に出版されたものの復刻とのことですが、古今東西の戦争や戦争指導者について、兵站・補給の観点から徹底的な検討を加えていて、発表当時から名著との評価が高かったようで、これからじっくりと読むのが楽しみです。
読後の感想も、本ブログにアップしたいと考えています。