早稲田大学法職課程教室

コメント欄のご指摘で、

http://www.waseda.jp/hougakubu/houshoku/

と、平成18年度から講座開講が中止になったことを知りました。非常に残念ですね。
思い起こせば、昭和58年に早稲田大学法学部に入学した私の、法曹への道の出発点は、この法職課程教室でした。いまは既に取り壊されてなくなった法学部旧8号館の大教室などで、中野次雄先生の刑法の講義や、他の諸先生の講義を聴いたり、拙い答案を添削してもらった上で答案作成方法を一生懸命聞いたりしていた姿が、昨日のことのように思い出されます。
法科大学院ができた以上、法職課程教室を存続させることは、屋上屋を架することになる、という判断なのかもしれませんが、法職課程教室が果たしてきた役割に思いを致すとき、本当になくなってよいのか、法科大学院がその機能を十分に果たせるのか、疑問を感じます。