<世田谷一家殺害>警視庁警部補が虚偽の捜査報告書


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060512-00000062-mai-soci

調べでは、警部補は成城署生活安全課員として同署に設置された「宮沢みきおさん(00年12月の発生当時44歳)一家4人殺害事件」の捜査本部に所属していた01年5月〜04年6月、虚偽の捜査報告書35通を捜査本部に提出した疑い。報告書には、事件現場近くの住民ら43人に面接し話を聞いた記録と、協力を得て採取したとする指紋が添付されていたが、報告内容は虚偽で、26人には面接すらしていなかった。指紋は警部補自身か妻のものだった。
捜査本部が最近になって捜査を洗い直そうと住民らに再捜査したところ、「過去に協力したことはない」という住民がいたため、発覚した。調べに「住民が不在だったり、捜査協力が得られないことがあり、放置すると全体の捜査が遅れると思った」と供述している。発覚後住民に対して補充捜査をした結果、すべて事件に無関係であることが確認されたという。

上記の「妻」も、少なくとも幇助にはなりそうですが、こういう幇助は、ウイニーの件とか風適法違反とは違って立件しないんですね。>警察
幇助犯が、恣意的に立件されたりされなかったりする実例と言っても過言ではないでしょう。
「放置すると全体の捜査が遅れると思った」と弁解しているようですが、嘘の報告書を上げて全体の捜査が「進む」はずもなく、補充捜査により余計な手間暇をかけさせていて、何の弁解にもなっていないでしょう。
これで停職3か月程度の処分でお茶が濁されるようでは、警察捜査への信頼がますます低下し、ご遺族の悲しみも深まるばかりだと思います。