「裁判でうそついた」 否認で無罪の女性出頭

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060414-00000022-san-soci

判決の三日後に「裁判でうそをついた」と相馬署に出頭していたことが十三日、分かった。

一審無罪後の上記の経緯を経て、控訴審では有罪見込みのようですが、実際は有罪でも、無罪になれば、わざわざ有罪でした、などとは言わないもので、非常に珍しいケースだと思います。
気になったのは、

一審の福島地裁は同年十一月、「自分の意思で摂取したとは推認できない」と指摘。覚醒剤による体の異常を感じたことがないという被告の供述も「不自然とまでは言えない」として無罪を言い渡し

の中の、「覚醒剤による体の異常を感じたことがないという被告の供述も不自然とまでは言えないとして」という一審の判断で、覚せい剤が体内に入って何の異常も感じない、という供述をそのまま鵜呑みにしてしまう裁判所の感覚自体が不自然、という印象を受けました。