「起訴状へのクレーム・質問は起訴検事に言ってください。」

http://d.hatena.ne.jp/okumuraosaka/20051221/1135119499

公判立会検事が、これで済んだら楽でしょうね。
公判立会検事というのは、割に合わないことが多く、間抜けな検事・副検事が起訴した、おかしな事件であっても、裁判所や弁護人から散々攻撃されながら何とか有罪に持ち込むことを目指さざるを得ないし、公判で生じている問題点を刑事部に伝えても、木で鼻をくくったような対応しかされず、結局、忙しい中、自分で補充捜査等を行う羽目になることが多く、しかも、苦労して有罪判決まで至っても、検察庁内部では「当たり前だろう。」といった評価しか受けないことがほとんどで、報われない仕事です。被告人や弁護人に恨まれたり、被告人の家族が傍聴席等で泣いていたり、踏んだり蹴ったりです。
しかし、ナショナルの欠陥石油ファンヒーターについて、営業担当者等が「それは設計、製造した人に言って下さい。」では済まないように、検察庁という組織が生み出した起訴状について、公判立会検事が、「それは起訴検事に言って下さい。」で済むはずがありません。
裁判員制度へ向けて、いろいろと企むのも結構ですが、日頃の活動についても基本に立ち戻り、関係者に無用な迷惑をかけないように指導を徹底すべきでしょう。>検察庁