裁判員裁判へ向けた打ち合わせ(横浜地裁)

横浜地裁に係属している事件で、裁判員裁判が行われるものを1件、私選で受任していて、今日の午後、横浜地裁に打ち合わせのため行ってきました。共犯事件で、他の被告人には国選弁護人がついていますが、前回の打ち合わせの後、各被告人にもう1名、国選弁護人が付されて2名体制になり、検察官も2名体制で、私選弁護人の私だけが1人体制で、やや寂しさを感じました。最近の検察庁は、複雑困難な事件では公判で複数立会体制をとってくれていますが、私が在職していた当時の検察庁は、公判で複数立会というのは、よほどの大事件に限られ、弁護人が数名、十数名といても記録が1人では持てないほどあっても、基本は単独立会で、複雑困難な事件ほど、孤独感を感じながら公判に通っていたことが思い出されました。
打ち合わせは今後も続けられ、遠からず、公判日程も決まることになるはずですが、私にとって初めて経験する裁判員裁判であり、慎重かつ万全を期して臨みたいと考えています。