有害サイト規制を検討 爆発物や自殺関係 官房長官

http://www.asahi.com/politics/update/0613/007.html

これに先立って行われた政府・与党の協議で、公明党の神崎代表は山口県立光高校での爆発事件に関して「(逮捕された男子生徒は)ネットを参考にして爆発物を作った。これを規制できないか。サイトを使った自殺者も増えている」と述べ、政府に検討を促した。

政治家というものは、こういうことを安易に口にするものだ、と言ってしまえばそれまでですが、口にしていることの重大さを認識していなければ、無責任の誹りは免れないでしょう。
「自殺サイト」と言っても、自殺を奨励するもの、自殺に反対するもの、単に興味本位で取り上げているもの、自殺したい人と自殺させたくない人が集まっているもの等々、多種多様なものがある上、そういったサイトに向き合うことで、何とかあの世へ旅立つことなく踏みとどまっている人もいるようです。
そういう状況の中で、安易に「自殺」だけをキーワードに、やみくもな規制を行えば、かえって自殺者の増加すら招きかねないでしょう。