もしSNSで「死にたい」を見つけたら…精神科医が語る、みんなにできること

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171111-00010000-bfj-soci&p=1

やや長めな記事ですが、自殺対策に当たってきた精神科医が語るだけに、中身が濃く読ませる内容ですね。

死にたいって書いたことで、感情が静まってきたとか。彼らにとっては、辛さが和らぐ場所でもあるんです。
事件に巻き込まれるリスクを考えると、不幸なのは「死にたい」って言える場所がSNSしかないことなんですね。
SNSを運営する会社にまずやってほしいと思うのは、安易な書き込み削除やアカウント凍結ではなく、「死にたい」や「自殺」というツイートを対し、自動的に相談窓口の案内を送る、といった対策です。
削除されてしまうと、サインすら見逃してしまうんです。

不適切だから、削除すべきだからという切り口だけでは、問題を捉えて良い方向へ引っ張っていくことはできない、ということを感じます。
安易に、もし、ということを言うべきではありませんが、座間の事件でも、死にたいとツイッターでツイートしていた人に対し、殺人犯よりも先に救いの手が差し伸べられていたら、死なずに済んだ人がいた可能性があります。上記の記事にあるような、実際の体験を踏まえた建設的な意見が、サービス運営者にも届いて、より良いサービスへの改善に結びつけば、ということも、記事を読み感じました。規制、削除といった議論では解決できない、難しく奥深い問題だと思います。