店内まで侵入、破壊や放火 上海の日本料理店

http://www.asahi.com/national/update/0417/TKY200504170135.html

16日午後、総領事館から戻ってきた数百〜1000人規模の2組のデモ隊が味蔵の前を通りすぎる時、投石して窓ガラスを割った。

 夕方には、別のデモ隊から6人前後が飛び出し、味蔵の店内に侵入。デモを見ていた近くの店の料理人とみられる男性らも加わり、店内のいすや机をなぎ倒して2台のテレビを破壊。皿などの食器も割り、冷蔵庫の中から日本酒の瓶を次々と出してたたき割った。

 さらにドアを壊して3階の事務所にも侵入、パソコンを壊すなど部屋を荒らし、最後には店の看板や赤ちょうちんに火をつけ、店内に自転車を投げ込んで去ったという。

上記の行為により、日本の刑法であれば、器物損壊罪、建造物侵入罪、非現住建造物等放火罪が成立するでしょう。正真正銘の犯罪です。
こういった動きを見ていると、昔、歴史の教科書で勉強した義和団事件を思い出します。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%A9%E5%92%8C%E5%9B%A3%E4%BA%8B%E5%A4%89

もちろん、今は、義和団事件の時のように戦争になる、ということはありませんが、一旦、諸外国から抱かれた不信感を払拭するのは難しいでしょう。
日本でも、幕末に、尊皇攘夷運動が起きて、「攘夷」を起爆剤として明治維新を迎えたわけですが、外国に対する敵意を煽るという方法は、有効な面もあるものの、極めて危険でもあり、現在の中国は、極めて危険な方向に進みつつあると言えると思います。