少年事件、厳しく温かく 神戸家裁の名物判事 井垣さん退官

http://www.sankei.co.jp/news/050125/evening/26nat001.htm

指宿教授のブログ

http://imak.exblog.jp/1647815/

でも取り上げられていましたが、私も、先日、ニュース23で井垣氏の特集を見ました。
そこで感じたのは、栄耀栄華とは無縁であっても(こういう言い方は井垣氏に失礼かもしれませんが、誉めています)、裁判官の職責を徹底的に全うして勤め上げることの貴重さ、そのことによる多大な社会への貢献、ということでした。
定年退官の日の夜に、帰宅した井垣氏を迎えた奥さんが、感極まったという感じで泣いている姿が非常に印象的でした。私は、検察官として、起訴不起訴を決定したりして裁判官的な仕事をしたことはありますが、最終決定者としての裁判官の経験はないものの、裁判官の仕事の大変さは理解できます(その意味では、アンケート結果で、多くの人が、「裁判員として人を裁きたくない」と考えているというのもよくわかります)。
そういった裁判官の仕事は、家族にも大きく支えられているんだな、と、奥さんの姿を見て強く感じました。