Apple Cardは8月前半に登場か

Apple Cardは8月前半に登場か | TechCrunch Japan

おさらいをしておこう。アップルはゴールドマン・サックスと提携して米国の顧客向けにクレジットカードを提供する。ゴールドマン・サックスがバンキングのインフラを管理し、アップルがユーザーエクスペリエンスをコントロールする。ユーザーはiPhoneのWalletアプリから直接サインアップできる。Apple CardはApple Payで利用できるほか、マスターカード加盟店で使えるチタン製のカードも発行される。

最近の取引一覧に加え、購入をカテゴリーごとに見ることもできる。Apple Cardの会費や海外取引手数料は発生しない。物理カードでの支払いで1%、Apple Payでの支払いで2%、アップルからの購入で3%のキャッシュバックが受けられる。

キャッシュバックはApple Cashカードに直接付与される。付与された金額はApple Payを利用して、Apple Cardで支払いをしたり銀行口座に振り込んだりすることができる。

セキュリティに関しては、カードにクレジットカード番号が記載されていない。Apple Payに対応していないWebサイトで買い物をするときは、Walletアプリでバーチャルカード番号が発行される。

 Apple Payの支払で2パーセントのキャッシュバックというのは、かなり手厚いですね。現状、私が知る限り、ポイント付与が2パーセントというのが最高で、それはごくわずかであり、通常は良くて1パーセントです。iPhoneで利用できるようになれば、膨大な利用者がいますから一気に普及するでしょう。

私自身も、これが便利で使いやすいと判断すればメインをこれに乗り換えるかもしれません。今後が大きく注目されます。

オウム真理教関連事件に直面した頃2

私が、平成7年から平成8年当時に取り調べていたオウム真理教の信者はかなりの数にのぼるが、どちらかと言うと教団の中で末端に近いところにいる信者が多かった。それだけに、取調べはかなり困難なものがあった。
オウムの出家信者は、全財産をお布施して教団に入り、もはや教団外に戻るべき場所はない。情報は、教団内でしか得られず(幹部クラスになるとそうでもなくなるが)、教祖(グル)は絶対的な存在であり、無限の帰依(という言葉が使われていた)の対象であって、疑うこと自体許されない、ということを徹底的に刷り込まれていた。捜査機関は敵であり、敵の手に落ちれば地獄に落ちる、輪廻転生の中で下等な動物等にしか生まれ変われない、などと思い込んでいて、完全黙秘は当然で、なかなか具体的な供述は得にくい者が続出した。
こういった確信犯に、怒ったり怒鳴ったりしても前進はないので、私の場合、オウムに関する基礎知識を徹底的に集め、教義についても出来る限り分析した上、徐々に判明しつつあった、各種の凶悪な犯行へのオウム真理教の関与ということを具体的に説明しながら、説得に努めていた。
そうするうちに、元々が真面目な性格の者がほとんどであるだけに、重い口が徐々に開くようになり、徐々に具体的な供述も得られて供述調書作成に至る、という者も出てくるようになった。そう言ってしまえばそれまでであるが、取調べ官にかかる負担は多大なもので、非常に疲弊したことが今でも思い出される。
東京地検の中でも、刑事部のほうは捜査体制が公安部より大きく、地検内部の1室が仮眠室になっていて、そこに簡易ベッドが何台も置かれて、職員がそこで仮眠をとりながら仕事をしていた。今振り返っても、関係者が必死に捜査にあたっていた状況であり、よくやったものだと思う。
(続く)

オウム真理教関連事件に直面した頃1

平成7年4月1日に、名古屋地検で、東京地検への異動を命じる辞令を交付され、あわただしく引越をして、東京地検に着任したのは、4月6日か7日ころであったと記憶している。当時、東京地検公安部には副部長が2名いて、そのうちの1人がオウム関連事件を見ていた。
東京地検は、オウム真理教に関する捜査で騒然とした状態になっていて、「戦時」と言っても過言ではない状況にあった。当時の捜査体制は、警視庁が、主に刑事部と公安部の2系統で捜査を行っていた関係で、東京地検も、刑事部と公安部の2系統で捜査を行い、それぞれ、警視庁の各部に対応する形になっていた。刑事部の主眼は地下鉄サリン事件であり、公安部の主眼は国松警察庁長官銃撃事件、ということであった。
私が着任した際、オウム真理教の幹部が絡む、長官銃撃事件に関係するのではないかと思われる事件が、東京都内で発覚したばかりという状況で、副部長から、すぐに都内の警察へ行くように指示されたことが思い出される。その後、4月中は、その事件の関係者の取調べに、日夜、忙殺されていた。
当時、オウム真理教の関係者が、捜査機関関係者に対するテロを企てているという情報があり、私が住んでいた公務員宿舎も警護対象になっていて、時々、パトカーが巡回してくれていたようであったが、私は、土日も祝日もなく、検察庁へ出っぱなしで働いていて、帰宅は深夜の1時、2時という状況であった。その後、数か月たって、捜査も進捗しオウム真理教によるテロの恐れもなくなってきた頃、東京地検の某検事(オウム真理教の事件に少しだけ関係していた)の宿舎窓ガラスに穴があいていた、ということで、その検事が、銃撃されたのではないかと騒ぎ出し、東京地検公安部の某検事が、警視庁の公安機動捜査隊(略して「公機捜」)と一緒に現場に行ったところ、その後、戻ってきて、「公機捜が、窓ガラスの穴を見て、あ、これBB弾、と言って、すぐに現場から引き上げてしまった。」と大笑いしていたことが思い出される。その辺の子供が、BB弾が発射できるモデルガンで遊んでいて誤って撃ってしまったものと思われたが、当時は、それだけ関係者が怯えて生活していた面があったのは事実である。
(続く)

【7/24生配信】タイ東北部“イサーン”のディープな魅力に迫るトークイベント19:30からYoutube生配信

www.thailandtravel.or.jp

当日は会場からYoutubeで生配信を行ない、現在公開しているタイ東北部”イサーン地方”の記事を題材に取材スタッフが登壇し、イサーン地方の歴史と自然の魅力や古代クメール遺跡を巡った旅の思い出を語ります。

 たまたまネットで見かけ、おもしろそうだったので申し込んで参加してきました。

私も、タイには何度か行ったことがありますが、バンコクプーケット、アユタヤといった、ガイドブックに載っているような「定番の」地へどうしても目が向き足が向きがちです。タイ国政府観光庁は、日本向けに、タイの地方へ目を向けて行ってみましょうというキャンペーンを前からやっているようで、今回はタイの東北部が紹介されていました。

タイの東北部は、地図で見るとかなり広いエリアで、北から東にかけてはラオス、南はマンボジアに接しいて、クメール文化の影響を強く受けてそういう遺跡が多いというのもうなずけるものがあります。

ネットの航空券予約サイトで検索してみると、東京からLCCを使ってタイ東北部のウドンタニー空港へ往復するのに、金曜日午前発、月曜日朝帰国で、6万円ちょっとで行ける便もあり、それなら現地で1日半、丸々使えるスケジュールが組めましたから、週末、東京で無為無策でゴロゴロして過ごすくらいなら、そうした弾丸旅行へ行ってみるのもおもしろいような気がしました。

こういう有益なイベントに参加できてラッキーでした。

 

 

 

 

 

古代ローマ人の24時間ーよみがえる帝都ローマの民衆生活

 

古代ローマ人の24時間 ---よみがえる帝都ローマの民衆生活 (河出文庫)

古代ローマ人の24時間 ---よみがえる帝都ローマの民衆生活 (河出文庫)

 

 この本は、以前に買って読めていなかったのですが、最近、ローマ帝国に関心を持ち、

 を読んだところだったので、こちらも読んでいるところです。

著者は、イタリアで、古代ローマに関する番組制作に携わってきたという経歴のようで、それだけに、2000年前の古代ローマ人の生活について、読者をその場に案内するように、リアルに描き出していて、あたかもそこに身を射ているような感覚を持つことができます。

描写は、最新の発掘結果や考古学に基づいていて、物語調で読みやすく、古代ローマ人がどのような生活を送っていたか、かなり具体的に理解することができました。その意味で有益、参考になるものでした。

ただ、当時のローマは、奴隷制度に大きく支えられていたもので、当時の奴隷の悲惨な境遇を考えると、ただ単に礼賛できない気にもなります。そういったところは、時代が違うとはいえ、きちんと直視すべきところでもあるでしょう。

 

映画「バイス」

longride.jp

こちらも、映画館で観られていなかったのを、海外出張の際の飛行機の中で観ました。

アメリカのチェイニー大統領の半生を描いていて、官僚的で食えない感じの男が、徐々に出世し、副大統領にまで上り詰めて、大きな影響力を持っていた様が、ちょっとコメディータッチで描かれていて、アメリカ人には、多分、とてもおもしろく、他国人にとっても、アメリカ政界の内幕を垣間見ながら楽しめる作品になっていたと思います。

チェイニー氏を軸にしたアメリカ政界史としても楽しめました。

私は、映画を見る際に、歴史、アクションに偏りがちですが、こういう映画もおもしろいと思いました。

脅迫メールなど約200件 スタッフ名指しも 京アニ放火

脅迫メールなど約200件 スタッフ名指しも 京アニ放火(京都新聞) - Yahoo!ニュース

捜査関係者によると、同社にはそれ以前から脅迫的な書き込みやメールなどが約200件あったといい、中にはスタッフを名指しするものもあったという。
京都府警は第1スタジオや宇治市の本社、スタッフの自宅周辺で警戒を強化するとともに、威力業務妨害の疑いで捜査を進めたが、容疑者の特定には至らなかった。府警捜査本部は「青葉容疑者との関連は把握していない」としている。

極めて重大な事件が起きる前には、その予兆となる事件が先行することがあります。例えば、テロ事件の前にテロ犯人が予行演習的な事件を起こしてみる、殺人、放火の前に、犯行を予告したり脅迫する事件が先行する、といったことです。

何らかの予兆ではないか、というのは、事件を見る目がある人が見ないと、なかなか感じないことがあり、見過ごされたことで重大な事件へと発展することも、結果論になりがちですが、起きることがあります。事件を見る目がある人に見てもらう、ということも大切なことでしょう。

危機管理の鉄則として、悲観的に準備し楽観的に実行せよ、と言われることがありますが、世間や社会の注目を集めるような組織や人では、何らかのターゲットになっているのではないか、と思われる状況では悲観的に物事を見て対処するほうが良いものです。

京都アニメの対策が不十分であった、ということはないと思いますが、記事を読み上記のようなことを感じました。