ゴーン前会長の日産取締役会出席 裁判所が認めない決定

ゴーン前会長の日産取締役会出席 裁判所が認めない決定 | NHKニュース

保釈された日産自動車カルロス・ゴーン前会長について、東京地方裁判所が12日に予定されている日産の取締役会への出席を認めない決定をしたことが、関係者への取材でわかりました。裁判所は、取締役会への出席が日産関係者への圧力となりかねず、証拠隠滅につながるおそれがあると判断したとみられます。

 先ほど、某マスコミから、これについて聞かれたのですが(上記の判断が出る前で見込みを聞かれ)、私はこのように答えました。

保釈条件として、事件関係者との接触が禁じられる中で、裁判所が、事件関係者が出席している取締役会への出席を認めるか、保釈条件の変更を認めるかどうかは、そのような変更の必要性が大きく、また、弁護士の同席等の方法で罪証隠滅の恐れが防止できるかどうかにかかっているのではないか。取締役会にゴーン氏が出席することが、会社や株主にとって、現状で特に必要性が大きいとは考えにくいものがあり、そのような必要性が大きいというのであれば、被告人側が具体的な根拠を示して裁判所に疎明する必要があるだろう。裁判所が変更を認めない可能性のほうが高いのではないか。

日産としてはゴーン氏を取締役から解任する方向で動いており、また、ゴーン氏が何らかの意見を述べたいのであれば、取締役会に書面を提出するという方法もありますから、敢えて保釈条件を変更して取締役会への出席を認めるまでもない、と裁判所は判断したものと推測されます。

 

東京大空襲から74年。あの日、火の海になった東京はいま…(写真)

東京大空襲から74年。あの日、火の海になった東京はいま…(写真)(BuzzFeed Japan) - Yahoo!ニュース

死者10万人、消失家屋27万棟。東京大空襲の惨禍は、数字としてこうまとめられる。しかし、その罹災者の一人一人に名前があり、家族があり、将来の夢があった。
生き残った人々も家財が焼け、傷を負い、家族を失ったものも少なくなかった。孤児となった子どもも多かった。戦後、彼らが経験した苦労は筆舌に尽くしがたい。

 日本が、もう必ず負けるとなったのはいつか、見方が分かれるところですが、昭和19年6月のマリアナ沖海戦で連合艦隊は壊滅しており、その後の日本は、日本及びその周辺での制空権、制海権を喪失していたと言っても過言ではありませんから、昭和19年後半の時点で、もう勝負はついていたと言えると思います。その後は、敵に一撃を与えてから講和したいとか、本土決戦で勝利したいといった、無い物ねだり、こだわりに引きずられて、無用な犠牲者を増やしていった状態でしょう。昭和19年中か、せめて昭和20年初めまでに終戦に持ち込んでいれば、東京大空襲沖縄戦も、その後の広島、長崎への原爆投下もなく、少なくとも数十万人の犠牲が出ずに済んだはずです。当時の戦争指導者の責任には重大なものがあります。

記事にもあるように、戦陣に散り戦火に倒れた人々、個々人が、ぞれぞれ尊い存在で、夢も希望もありました。多くの犠牲の上に、また、学ばれた貴重な教訓の上に、戦後の日本は築かれました。歴史が指し示す道はいつか来た道、誤りを繰り返しやすい人類は、再び同じ道を歩みやすいものです。歴史に学び過ちを繰り返さない、歴史を直視して謙虚に学び教訓を生かす、それを、天空の遥か彼方で我々を見守る幾多の戦争、戦災犠牲者は強く望んでいることでしょう。そういう犠牲を生まない国家社会になることこそ彼ら彼女らは永遠に望んでいると思います。

 

嵐の前の…ゴーン被告、妻とコンビニデート “変装保釈”をめぐり弁護士謝罪「ゴーン氏の名声に泥…」

嵐の前の…ゴーン被告、妻とコンビニデート “変装保釈”をめぐり弁護士謝罪「ゴーン氏の名声に泥…」(夕刊フジ) - Yahoo!ニュース

保釈時のゴーン被告の変装をめぐり、高野隆弁護士はブログで、自身が計画したものだと明かし、「ゴーン氏の名声に泥を塗る結果となった。申し訳なく思っている」と謝罪した。変装については弘中惇一郎弁護士も「うまくいかなかった」と話していた。

東京拘置所で、保釈になった被告人が出てくる場所は、今回、ゴーン氏が出てきた出入り口しかないはずで、そうであれば、マスコミが殺到する中、いくら変装しても、人目を忍んで紛れてしまう、ということはそもそも無理であったという気がします。弁護団なりの狙いはあったはずですが、ここは奏功しなかったということでしょう。

マスコミ、国民注目の事件というのは、弁護団としても対応が難しいもので、出すべきところ、出すべきでないところの切り分けが必要ですし、出すべきでない、と考えても出てしまうこともあって、苦労が絶えないものです。

今後とも、弁護団としては、マスコミへの、また、世間への情報提供のあり方、見せ方に慎重に配慮しつつ進める必要があるでしょう。

そういった対策を主に行う弁護士を置いておくこと1つ方法です。

 

大容量バッテリ自慢のZenFone Max 2機種をASUSが発表、基本性能拡充。音声通話付きSIMにも参入

大容量バッテリ自慢のZenFone Max 2機種をASUSが発表、基本性能拡充。音声通話付きSIMにも参入 - Engadget 日本版

価格はスタンダードモデルとなる『ZenFone Max (M2)』が2万6500円(税別)。上位版となる『ZenFone Max Pro (M2)』が3万5500円です。

 このようにM2世代となったZenFone Maxシリーズは、「昨今の水準で見ても(廉価版ではなく)ミドルレンジとして通用する仕様を持った、大容量バッテリースマホ」という位置づけのモデルと呼べるスペックとなりました。
従来よりZenFone Maxは家電量販店などでの人気が高いシリーズですが、今回の全般的かつ順当なアップデートにより、大容量バッテリー搭載機の定番としての地位はますます強固なものとなりそうです。

 スマートフォン選びというのは、考え始めるとなかなか難しいものですが、選択の幅が狭いiPhoneに対して、Androidは選択の幅が広いメリットがあり、そういう中で、こうしたミドルレンジの機種は、うまく選べばコストパフォーマンスが高くて、こういう機種を2年くらいで機種変更していくのは賢い選択だと思います。

ASUSは、私も何代か前のZenfoneを持っていて、今は予備機になっているのですが、使っていて使いやすく手につきやすい、良いスマホという印象が強いです。

上記の機種は、画面が大きくバッテリー容量が大きいのが特徴で、価格に手頃さがあって、とても良いと感じました。

格安SIM(MVNO)もうまく併用すれば、リーズナブルで快適なスマホ生活が送れるでしょう。こういう状況で、iPhoneの売上が頭打ち傾向になるのは無理からぬことだとも感じます。

 

暴行と死亡に因果関係 慎重姿勢も立件判断 野田小4女児死亡

暴行と死亡に因果関係 慎重姿勢も立件判断 野田小4女児死亡(千葉日報オンライン) - Yahoo!ニュース

心愛さんへの暴行と死亡の因果関係について、事件当初から「傷害致死にもっていきたい」と話す捜査幹部も。一方で、傷害致死容疑の適用には、司法解剖を経ても死因が不明だったことが課題として立ちはだかっていた。勾留期限が迫る中、別の捜査幹部は「ここ1週間で何回も方針が変わっている」と表情は険しく、難しい判断と向き合っていたことをうかがわせた。
ただ、事件直前に心愛さんは食事を与えられず「飢餓状態」に陥っていた上、睡眠も許されずに衰弱していた可能性が浮上。当初は不明とされていた死因も、暴行などによる強度のストレス状態で亡くなった可能性が高いと判断し、「致死」での起訴に至ったとみられる。殺人罪の適用については、ある捜査幹部は「一般論として『しつけ』と話している以上、殺意を認めるのは難しい」と見通した。

 さすがに地元紙だけあって、千葉日報の記事は詳しいですね。

この件については、先日、

yjochi.hatenadiary.com

 「事件」として捜査の観点で見た場合、問題は、亡くなったお子さんの死因と、それが暴行によるもので因果関係が存在するかということでしょう。虐待が長期間続き、特に、亡くなる直前のそれが苛烈なものであったと報じられていますが、その種の態様の場合、どういうメカニズムで暴行が死亡へと影響したのか、証拠による立証が難しくなることが少なくありません。

とコメントした、正にそこが捜査の焦点だったようです。

記事では「当初は不明とされていた死因も、暴行などによる強度のストレス状態で亡くなった可能性が高いと判断し、「致死」での起訴に至ったとみられる。」とされていて、医師など専門家の意見を得て因果関係を認定して起訴したものと推察されますが、そこが、今後、公判で大きく争われ問題となる可能性が高いでしょう。

傷害致死罪での起訴で、今後、裁判員裁判になり、裁判員も含め難しい判断を迫られることになりそうです。今後の行方が注目されます。

 

 

外国人街の誕生も!「高輪ゲートウェイ」駅の次に控える周辺開発構想の中身

外国人街の誕生も!「高輪ゲートウェイ」駅の次に控える周辺開発構想の中身|ニフティニュース

中でも注目されるのが、外国人ビジネスマンをターゲットにした約860戸の住宅街が作られるということだ。「つまり、『外国人街』が作られるというわけですが、この街区には24時間英語で対応するコンシェルジュが置かれ、インターナショナルスクールも整備される予定です」(前出・経済ジャーナリスト)

さらに注目すべきは、開発地域の本格的な街開きは2024年に予定されていること。つまり、2020年でないということだ。その先には何があるのか。2027年の「リニア中央新幹線」が待っている。

私の法律事務所は、新設される「高輪ゲートウェイ駅」から徒歩数分の場所にありますが、現状で既に、羽田空港へ行くにも(京急を利用すれば20分くらい)成田空港に行くにも(品川から成田エクスプレスで1時間ちょっと)便利で、また、歩いても行ける品川駅から東海道・山陽新幹線も利用できて、交通の便はとても良好です。

これに、品川駅発着のリニアが完成すれば、利便性は飛躍的に高まるでしょう。既に存在している六本木ヒルズなどを大きく凌ぐ、素晴らしい場所になる大きな可能性を持っていると思います。

日本のさらなる発展とともに、この街も大きく伸びていくことを期待しています。 

ゴーン被告 あすにも保釈へ、検察側の準抗告棄却される

headlines.yahoo.co.jp

日産自動車の前会長、カルロス・ゴーン被告(64)をめぐっては、東京地裁が5日ゴーン被告の弁護士から出されていた保釈請求を認める決定をしましたが、東京地検はこの決定を不服として準抗告していました。
これに対して東京地裁は5日夜、検察側の準抗告を退け、再び保釈を認める決定をしました。

 昨日、

yjochi.hatenadiary.com

とコメントし、私は、保釈の可能性は極めて低いとみていたのですが、このような判断になりましたね。

上記のエントリーで述べたような、

弘中弁護士としては、そのような事情を十分に理解した上で、漫然と保釈請求するのではなく、罪証隠滅の恐れを低下させる措置を講じた上で保釈請求したということでしょう。その措置が、上記の「監視カメラを使う」という方法になると思います。

弁護団としてもかなり工夫はしているはずで、裁判所の判断が注目されると思います。

の、 「罪証隠滅の恐れを低下させる措置」が、実効性を持ち裁判所の裁量による保釈を可能とする程度のものと評価されるか、ということであったと思います。具体的、詳細にはわかりませんが、弁護団の工夫もあって、そこが裁判所を説得できたということでしょう。

従来の、特捜部のペースで進んできたこの種事件の捜査、公判に、大きな変化が出てきたことを感じさせるものであり、身柄をがっちりと「抱きかかえて」捜査、公判を有利に進めてきた特捜部、検察庁の歴史に、重要な曲がり角を迎えさせ、さらに大きな変化を及ぼす、エポックメーキングな出来事になったと感じます。

今後の勾留、保釈実務への影響も注目すべきものがあり、日本の刑事司法を、様々な批判に応えつつ変革する、大きな切っ掛けになれば良いという印象を受けました。