死亡小4の母親も再逮捕、年末年始の傷害で共犯

死亡小4の母親も再逮捕、年末年始の傷害で共犯(読売新聞) - Yahoo!ニュース

千葉県野田市の小学4年栗原心愛(みあ)さん(10)が1月に自宅で死亡し、両親が傷害容疑で逮捕された事件で

 「事件」として捜査の観点で見た場合、問題は、亡くなったお子さんの死因と、それが暴行によるもので因果関係が存在するかということでしょう。虐待が長期間続き、特に、亡くなる直前のそれが苛烈なものであったと報じられていますが、その種の態様の場合、どういうメカニズムで暴行が死亡へと影響したのか、証拠による立証が難しくなることが少なくありません。また、本件では被害者が死亡し、その供述は得られない上、父親、母親が一種の密室状態で存在して、その共犯性も問題になっているという難しさもあります。

捜査手法として、こうして再逮捕を重ねるのが果たして妥当なのか、虐待の被害者でもあったと報じられている母親の取り扱いが妥当なのか、捜査手法も含め、複数の難しさが感じられ、今後、果たしてどのようなところに着地するのか、見通しもつけにくいものがあります。

今後の捜査を、問題意識を持ちつつ見守る必要があるでしょう。