【速報】北朝鮮ミサイル「ICBM級」 防衛省発表 強固な日米同盟のもと高度の警戒態勢を維持

【速報】北朝鮮ミサイル「ICBM級」 防衛省発表 強固な日米同盟のもと高度の警戒態勢を維持(TBS系(JNN)) - Yahoo!ニュース

防衛省北朝鮮が先月27日と今月5日に行った2回の弾道ミサイル発射について、いずれもICBM=大陸間弾道ミサイル級のものであると発表しました。 おととし10月に北朝鮮が実施した軍事パレードで披露されたものと同じだということです。

ミサイル防衛というのは極めて難しいものであり、日本本土へ向けてミサイル攻撃が行われた場合、その全てを100パーセント阻止することはできないのが現状、ということに異論はないでしょう。攻撃されれば、着弾する場所にもよりますが、人工密集地であれば甚大な被害が出ます。そうならないような十分な抑止力を、予め備えておくことが肝要です。

現行憲法上も自衛権は存在し、また、日米安全保障条約も厳然として存在しますから、上記のような危険に対して、現実に、日本として、何ができるかを徹底的に洗い出して、できることは全てやる、というのが現実的な対応でしょう。

核兵器も使用した大規模攻撃であれば、米軍が反撃する可能性もありますが、ウクライナ危機への、バイデン政権への抑制された対応でもわかるように、そこまでに至らなければ、米軍が直接的に介入しない可能性もあります。そうであるからこそ、日本独自の自衛力で反撃できるだけのものを確保しておくべき、というのが、敵基地攻撃能力の議論だろうと思います。

ただ、敵基地を事前に察知しておいて、そこをピンポイントで攻撃するのは、現実にはかなり難しいようであり、むしろ、敵基地に限定しない、十分な抑止力たり得る反撃能力とは何なのかを、幅広く検討、準備しておくのが日本としてやるべきことではないかという気がします。

例えば、多数の航空機により敵国を絨毯爆撃して徹底的に打撃を与えるとか、潜水艦搭載型のミサイルで、敵の主要拠点を徹底的に攻撃するとか、十分な抑止力たり得る反撃能力にはいろいろなものがあるでしょう。防衛費増額も、必要かつ合理的なものは厭わない決意で臨み、日本を徹底的に防衛できる環境を整えるべきだと思います。