日本生命、企業年金の利率下げ 21年ぶり、来春0.5%に(時事通信) - Yahoo!ニュース
引き下げは21年ぶり。長引く低金利で予定利率の維持が困難だと判断した。企業側は将来の給付額を確保するため、運用方法見直しや掛け金積み増しといった対応を迫られる可能性がある。
私が大学を卒業したのは昭和62年ですが、当時の日本は右肩上がりの経済成長を続け、年功序列、終身雇用の日本型モデルが「ジャパンアズナンバーワン」といった書籍でも礼賛されて大きく話題になるなど、バラ色の未来が思い描ける、そういう時代でした。優良企業に就職できれば、定年まで勤め上げ、満足できる退職金を受け取り、その後も関連企業で働けて、年金は有利な企業年金も上積みされて、豊かな老後が過ごせる、そういう夢を十分に描けた時代でした。
しかし、その後バブルが崩壊し、日本は長期の低迷期に入って、思い描いたものは崩壊、一変しました。
政治にも期待できず、少子高齢化の中、老後は国からも社会からも、また、上記のような年金を担当する保険会社からも見放され切り捨てられる、そういう時代に生きているということを肝に銘じて、各自が自己防衛を図っていく、そういう時代に我々は生きているのだと思います。