繁華街に続々出現する「居酒屋難民」 緊張感は途切れていた

繁華街に続々出現する「居酒屋難民」 緊張感は途切れていた(NEWSポストセブン) - Yahoo!ニュース

 確かに、現在の第6波で猛威を振るっている変異種のオミクロン株は、第5波のときに襲いかかってきたデルタ株に比べて重症化リスクは低いとされる。実際に感染した人が身のまわりに増えたと実感することも多いが、風邪を引いたのと違いがわからないと軽症で回復する人たちの様子も報じられるなどして、市民は判断を迷う。こうなると、市民の間でも、今までと同じような自粛をすべきなのか、様々な意見が噴出する。今なお夜の繁華街に集まる人々は、緊急事態宣言が発令されているわけではないのだからと、現状を「まだグレー期間」と勝手に都合よく解釈しながら遊び回っている。

コロナの新規感染者が一旦は沈静化していた昨年11月、12月は、私の感覚でも都内の人出はかなり増えていて「密」な状態があちらこちらで出ていましたね。

人間、ごく普通の生活を抑制されて自粛、自粛では参ってしまい、限界が来るもので、とはいえ、日本では強制的な規制は最小限度に抑えていますから、その兼ね合いが今後も問題になっていくでしょう。

ワクチン接種がかなり行き渡り、オミクロン株のように重症化する割合が従来よりはかなり低いものも出現していて、政府が強力に主導しつつ、その時々の状況に沿った、経済活動を過度に押さえ込まない、実効性ある感染防止対策を、両立させながら進めていくしかないでしょう。