「最後の料理人」

 

著者は、吉兆の創業者である故・湯木貞一氏の女婿であり、現在は京都吉兆の会長を務める人物ですが、日本料理の道に生きてきた半生やエピソード、日本料理の真髄について本書で語っています。たまたま存在を知って読んでみたのですが、実におもしろく、2日くらいで一気に読み切ってしまいました。

エピソードの中では、著名な白洲次郎が嵐山にある吉兆を、逝去直前に訪れた際のものが特に興味深く奇遇を感じるものがありました。興味ある方は是非読んでみてください。Kindleでも読めます。

今まで深く考えずに食べていた日本料理について、その奥深さの一端に触れたような思いがしており、今後、この分野についてもさらに勉強する必要性を感じました。