長崎停泊クルーズ船クラスター 責任の所在あいまい 会見、運航会社は不在

長崎停泊クルーズ船クラスター 責任の所在あいまい 会見、運航会社は不在(長崎新聞) - Yahoo!ニュース

三菱造船の椎葉邦男常務(長崎造船所長兼務)はクルーズ船を受け入れた経緯から説明した。コスタ社は新型コロナを理由に中国で予定した修繕ができず「当時大変困っており、救いを求めてきた」。修繕後も世界的な流行で出港先が決まらず、「長引けば感染リスクがあると考えていた」と明かした。
 船内感染が発覚した20日、コスタ社は最近の乗下船を「ない」と三菱や県に回答。三菱はそのまま発表したが、2日後、実際は帰国や買い出しがあったと訂正した。関係者によると、三菱はその後、乗下船データの公開や共同会見に応じるよう説得したが、コスタ社は抵抗。28日にようやく、わずかA4判1枚の声明文に簡単な集計表を盛り込むことを了承した。「時間がかかったが、やれることを精いっぱいやった」。会見で椎葉氏は交渉が難航したことをにじませた。

船の修繕を行うことは必要であったと考えられますし、停泊が続く中で、外部との接触を全くのゼロにするのは困難でしょう。我々の生活でも、外部との接触を全く断つのは極めて困難であり、感染リスクを低めることはできても、通常の社会生活を送っていれば、ゼロにはできません。感染というものは、誰にも起こり得るもので、他人事ではないものです。

今回の事態を、今後、調査して、この種の事態における感染防止対策上、どうすべきかを考える貴重な参考にすべきであっても、感染者が増えている現状で、すべきなのは、これ以上、感染する人を増やさないこと、感染者に適切なケアを行うことだと思います。

これは、日本で起きている全てのことに言えることで、感染者を叩いたり、叩いて溜飲を下げたりするのではなく、事態を良い方向へ進めるべく、建設的な発言、対応をすべきだと思います。

同じ日本という、この土地の上で生きている者として、国籍、人種、民族を超えて、相互に協力し合い、この難局を乗り切るように努めたいものです。