岩手・大槌町役場、解体始まる 保存・解体...議論の末

岩手・大槌町役場、解体始まる 保存・解体...議論の末(ホウドウキョク) - Yahoo!ニュース

この旧庁舎では、津波が2階の天井付近まで到達し、当時の町長を含む28人の職員が犠牲となった。
2018年3月に解体予算が承認されたが、手続きの不備などで、工期は半年以上遅れていた。
旧庁舎をめぐっては、解体差し止めを求める住民訴訟で、盛岡地裁が、原告の訴えを退ける判決を言い渡している。

 こういった震災遺構を、どこまで保存するかは、賛否両論に分かれがちで難しい問題になりやすいものです。貴重なものであり残したいという人もいれば、見て思い出したくない、また、新たな施設へとリニューアルして有効活用すべきだという人もいるでしょう。

ただ、取り壊すことになった場合も、できるだけデータで保存して、物はなくなっても長くその存在を体感できるように、そういった方法での十分な保存措置を講じてほしいと強く思うものがあります。そうして人々の中に長く残ることで、貴重な教訓は引き継がれていくことでしょう。