『供述は、虚偽と言わざるを得ない作り話』寝屋川男女殺害事件、大阪地裁は厳しく断罪

『供述は、虚偽と言わざるを得ない作り話』寝屋川男女殺害事件、大阪地裁は厳しく断罪(関西テレビ) - Yahoo!ニュース

特に争われていた、星野さんの死因については、「遺体の歯や骨がピンク色になっていて、窒息死と考えられる」と認定。弁護側が主張した「熱中症などによる突然死」は、「可能性は極めて低い」と退けました。
その上で、「供述は信用できないどころか、虚偽と言わざるを得ない作り話」だとして、これまでの被告の供述は「ウソ」と一刀両断したのです。その上で、「2人を出会ったその日に殺害していて、生命軽視が著しいきわめて例を見ない残忍冷酷な犯行」と厳しく断罪しました。

フジテレビの「グッディ」に依頼され、この件の関係で、スタジオ生出演していました。 

私自身は、計画性の乏しさもあり、検察主張通りに事実認定がされても、無期懲役に落ちる可能性は多少あるかも、と感じていましたが、判決は、被告人の責任を厳しく見て死刑判決を宣告しました。

11月にも、当初の公判の関係でグッディにスタジオ生出演したのですが、被告人の作為的とも取れる土下座行為などもあり、不自然、不合理な弁解を含め、裁判所の心象を害した可能性はありそうです。そういった意味で、被告人、弁護人側の公判戦略ということも考えるべきケースであったと言えるかもしれません。

亡くなった方々は、まだ若く今後の長い人生があったはずなのに、お気の毒です。ご冥福をお祈りします。