倉嶋厚さん死去=気象キャスター草分け、93歳

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中央気象台付属気象技術官養成所(現気象大学校)卒後、気象庁に入り、主任予報官、鹿児島地方気象台長などを歴任。定年退職後、1984年からNHK「ニュースセンター9時」で気象キャスターを務め、親しみやすい解説で人気となった。

現状、お天気キャスターは「お天気お姉さん」が大多数で、気象予報士ではあってもそれ以上のものではないという人がほとんどですが、倉嶋氏の場合、上記のような経歴を生かした、分厚いバックグラウンドに支えられた説得力ある解説であったという印象が今でも強くあります。その意味で、得難い、稀有な人材であったと言えるでしょう。
当時の解説を思い出しつつ、ご冥福をお祈りします。