http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170121-00000005-asahi-soci
前局長が文科省を退職したのは15年8月4日。早大によると、同年7月13日、文科省人事課から「教員志望の人がいる」と、前局長の名前を伝えられた。再就職規制に抵触しないかを尋ねると、文科省は「正規の採用手続きが退職後に開始されれば問題ない」と回答したという。
私は早稲田大学OBですが、こういうことで「受け入れ先」(押し付け先?)として早稲田大学の名前が出ることは、非常に残念ですし大学側に対して、むしろ文部科学省以上に怒りを覚えますね。大学の成り立ち、歴史や、先人が何を求め何を目標としてきたのか、学の独立とか在野精神といった、語り継がれてきたものが持つ意味は何かといったことが、忘れ去られているのではないかという気がします。それらは、現実離れした雲をつかむような理想論なのかもしれませんが、そう割り切ってしまった場合に、では残るものは何でしょうか。功利的にうまく立ち回ることで小さくまとまってしまうようでは、それはあるべき早稲田大学とはもはや言えないのではないかと私は思います。
その意味でとても残念です。