前秩父署長がパワハラ=部下自殺との因果関係認定―遺族に謝罪、懲戒処分・埼玉県警

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161021-00000159-jij-soci

元課長は7月10日、自宅で首をつっているのを帰宅した妻に発見された。残された遺書には、仕事の悩みなどが書かれていた。

こういったことは、私が検察庁に入った平成の初め頃は、検察庁内でも日常茶飯事でしたが、振り返って思い出してみると、そういう目に余ることがあっても、周囲が見て見ぬ振りをしたりして表に出ることがないまま深刻な事態へと陥っていくことが多かったように思います。人が死んでしまうといった最悪の事態になる前に、組織の上層部が事態を把握して適切な手が打てる、そういう環境作り、仕組み作りを具体的な実効性あるものとして構築するようにしないと、パワハラ体質の上司というのは山のようにいますから、今後もこのような悲劇は続くでしょう。そうならないために何がなされるべきかが真剣に検討されなければならないと強く感じます。