現場マネジャーのためのパワハラいじめ対策ガイド

現場マネジャーのためのパワハラいじめ対策ガイド

現場マネジャーのためのパワハラいじめ対策ガイド

著者の1人である石井輝久弁護士から送っていただきました。ありがとうございました。
ざっと読んでみたのですが、パワハラ、いじめ(セクハラについても言及されています)といった、職場で起きがちな問題について、具体的に説明されている上、防止策や、起きてしまった場合の事後対応についても言及されていて、弁護士だけでなく、こういった問題に関与する人、関与する可能性がある人にとっても、広く参考になる1冊という印象を受けました。起きてしまってから読むよりも、起きてしまう前に読んでおくべきで、これで問題が防止できるなら、税込2100円は安い、と言えるでしょう。
読んでいて、私が在籍していた頃の検察庁パワハラだらけで、パワハラの殿堂だったなと、しみじみと思いましたが、その後、どうなっているのでしょうか。前田元検事の被告人質問を見ても、根深いパワハラ体質に大きな変化はないのではないか、という印象を受けるものがあります。そういった体質が、ねじれた捜査を生み、冤罪を生むという「負の連鎖」も、改善が必要なのでしょう。