暴れるイヌ射殺に警察官3人がかり13発!そんなに当たらないものなの?

http://www.j-cast.com/tv/2015/09/15245209.html?p=all

警部補が飼主に「撃ちますよ」と断って5発を発砲したが命中せず、イヌが警部補に襲いかかってきたため、一緒に駆けつけた巡査部長が5発を発砲したが、それも当たらず、さらに巡査が3発発砲して最後の13発目がようやくイヌの頭部に命中した。

昔、海外の射撃場(観光客向け)でけん銃を使った実弾射撃をやってみたことがありますが、発射時の「バン」という音や衝撃、反動にかなりのものがあって(観光客向けの射撃場では弾薬の火薬量が減らされているようですがそれでも)、固定した的に当てるのもなかなか大変なものだなと感じたことが思い出されます。まして、動いている生き物の犬、ということであればなおさらだとは思いますが、そこはプロの警察官ですから、13発も撃って13発目にやっと当たる程度の技量ではかなり心許ないものがあります。
映画「ダーティーハリー2」(であったと思います)で、模擬の市街地内を移動しながら攻撃してくる犯人や無関係の民間人の模擬標的が次々と現れて、それを見て一瞬の判断で撃つ、撃たないを判断、実行する警察官の訓練場面が出てきたのを見た記憶がありますが、日本であそこまで実戦的な訓練までは過剰としても、ある程度現実に起き得る場面を模擬で想定しつつの訓練ということも、より幅広く実施しておくべきという気がします。あまりにも技量が低いと、無関係の一般人が流れ弾に当たるといった悲劇が起きかねず危険では、と危惧されるものがあります。