酔って署内で拳銃奪い発砲、警官重傷 東京・世田谷

http://www.asahi.com/national/update/0213/TKY201002130162.html

容疑者は激しく暴れて課員らともみ合いになった。この際、右脇にいた巡査部長の右腰に装着されていた拳銃を奪取。ホルダーから抜くと床に1発発射、2発目が巡査部長の腕にあたった。

映画等では、そばにいた警察官の携帯するけん銃を突然奪い取り発射する、といった場面を時々見ますが、現実に発生する、それも日本で発生するというのはかなり珍しいですね。
かなり酩酊した状態で2発発射していて、理屈の上では、そばに警察官が密着した状況下での発砲で少なくとも未必の殺意は認められそうですが、現場があまりにも混乱していて、銃刀法違反は成立しても、殺人未遂罪まで認定できるかどうかには微妙さも感じます。
警察官による泥酔者の取り扱いにあたり、今後の貴重な教訓になる事例、という印象も受けます。