http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140225-00000058-jij-bus_all
放送法では、NHKの副会長と理事は経営委員会（浜田健一郎委員長）の同意の下、会長が任免できると規定している。福田氏は辞表を提出させた理由を尋ねたが、籾井会長は「人事上の問題。コメントは控えたい」と明言を避けた。
やることなすこと、不可解で、さえない会長ですが、なぜ、こういうことをするのか理解に苦しみますね。考えられるのは、辞表を握ることで思うがままに振る舞う、ということくらいですが、NHK会長というのは独裁者ではなく、しかも、理事等の任免については経営委員会の同意も要する以上、同意もないのに先走って辞表（日付がブランクであっても）を出させるのはいかがなものかと思います。そもそも、辞める気もないのに出した辞表にどれほどの意味があるのかという問題もあります。どういう組織でも同様ですが、特にNHKのような公共放送では、理事からも様々な意見が闊達に出され活発に議論されるという環境が必要でしょう。会長が全理事の辞表を預かっているような状態では、そういうことは望みにくいのではないかと思います。考え方や感覚が、公共放送の会長には不向きな人物、ということを強く感じざるを得ません。
