ANA、747で初日の出フライト 9月から退役記念行事

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全日本空輸ANA)は8月30日、2014年3月末で全機が退役するボーイング747-400型機について、9月から退役記念プロモーションを始めると発表した。また、元日恒例の初日の出フライトには、747-400を投入する。

現在ANAが運航する747-400は、ピカチュウジャンボのほか、登録番号JA8960、JA8961、JA8966の4機。14年3月末までに順次退役する。

今でこそ、飛行機に乗ることや海外へ行くことが当たり前のようになっていますが、私が子供の頃は、飛行機の旅と言えば高嶺の花、それで海外へ行くのは夢のまた夢(生家が裕福ではなかったせいもありますが)で、それを象徴するのが、このボーイング747であった、ということを感じます。抜群の安全性を誇ってもいて、そうであるからこそ、1985年の日航機墜落事故は、それまでの「安全神話」を崩壊させ、人々に大きな衝撃を与えたものでした(安全神話、というものが幻想でしかないのですが)。
大量輸送時代を支えたジャンボ機が、悲しいこともあったとはいえ、多くの人々の夢や希望、時には悲しみとともに飛び続け、時代の流れの中でその役目を終えて静かに消えようとしていることに、やはり寂しさを感じずにはいられません。これで楽しく旅行に行った、身内に不幸があってこれで帰省した、といった、様々な思い出を蘇らせる人も多いことでしょう。
来年3月末をもって退役、ということで、私も、それまでに、ボーイング747に搭乗して別れを告げる機会を持ちたいと考えています。